【訪問看護への転職】メリット・デメリットや成功のポイント

【訪問看護への転職】メリット・デメリットや成功のポイント

【訪問看護への転職】メリット・デメリットや成功のポイント

高齢化社会を見据えた在宅医療の推進によって、訪問看護の需要は増加しています。訪問看護師の仕事に興味はあるものの、詳しい仕事内容が分からず、転職に踏み切れない人もいるのではないでしょうか。

今回は、訪問看護師への転職を考えている人に向けて、訪問看護師として働くメリット・デメリットや転職を成功させるためのポイントを解説します。

転職の前に知っておきたい!訪問看護師とは

訪問看護師とは、自宅療養者のもとに訪問し、担当医の指示に基づいて医療的ケアや療養上のお世話をする看護師のことです。

訪問看護師は今、看護師の中で注目されている職種のひとつです。少子高齢化が進む日本で在宅医療のニーズが高まりを見せていることが理由で、訪問看護ステーションや訪問看護師の数も増えています。ここでは、訪問看護の基本情報を紹介します。

訪問看護師の仕事内容

在籍している訪問看護師ステーションから利用者さんの自宅に向かい看護を行います。具体的な仕事内容は以下です。

・健康状態のチェック
バイタルサインや血糖値の測定など、利用者さんの症状を念頭に置き、状態が安定しているか観察します。

・服薬管理
医師の処方どおりに服薬できているか、服薬方法は利用者さんに合っているかなどを確認します。

・医療処置
医師の指示に沿って、創傷・褥瘡などの皮膚処置や栄養チューブ交換、胃瘻管理、人工呼吸管理などの処置をします。

・リハビリのサポート
PT(理学療法士)やST(言語聴覚士)と協力して、ADLの維持・向上の支援を行います。

訪問看護師の役割

訪問看護師の役割は、利用者さんが安心して自宅療養しながら生活を送れるようサポートすること。具体的な役割は大きく分けて3つです。

役割1.利用者さんの療養環境を整える

生活する居室やベッド周りが安全か、空調管理や換気が適切かなどを確認し、必要があれば調整します。また、利用者さんの様子を観察し、必要な福祉用具があれば担当のケアマネジャーに相談します。

役割2.精神的・身体的な看護を提供する

身体的ケアだけでなく、利用者さんの話を傾聴し、精神面のサポートも行います。

役割3.ご家族の相談に乗り、アドバイスをする

訪問看護では、利用者さんだけでなく介護者であるご家族のケアもします。困っていることがあればアドバイスし、ご家族の体調も気にかけることも大切です。

訪問看護へ転職するメリット・デメリット

ここまで訪問看護師の基本情報を説明しました。訪問看護師の仕事内容はイメージできたでしょうか。次に、訪問看護師に転職するメリット・デメリットを紹介していきます。

メリット:看護師としてのやりがいを感じやすい

訪問看護師は、定期的に利用者さんの家を訪問します。利用者さんの生活を近くで見ながら状態に合わせて看護し、療養中の利用者さんに対しては中長期的に回復をサポートします。ひとりを相手にし、1対1でじっくりと利用者さんに向き合うことができるのがこの仕事のやりがいです。

また、利用者さんやご家族と頻繁に顔を合わせることから、コミュニケーションを深められるのもメリットです。

勤務形態に関しては夜勤がなく、プライベートと両立させやすいでしょう。最近はシフト制(土日祝含む休み)のステーションが増えてきており、収入は夜勤がない分下がりますが、日勤のみあっても病院や施設に比べると給与は高い傾向にあります。

デメリット:緊急対応や判断が求められる場面でプレッシャーを感じる人も

訪問看護師は基本的にひとりで業務をこなすため、自分で判断をする場面が少なくありません。判断がつかない場合は医師やステーションの管理者・同僚に相談できますが、自ら決断する知識と経験が必要です。緊急対応が必要になったときには、プレッシャーを感じることもあります。

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訪問看護への転職を成功させるコツ

訪問看護師への転職を検討している人は、成功させるためのコツを知っておきましょう。ここからは、訪問看護師になるためのポイントを解説します。

転職先選びのポイントを押さえておこう

転職先を選ぶときは、以下の項目を確認しましょう。

ポイント1.ステーションの種類(精神科、リハビリ、小児対応)

訪問看護の利用者は乳幼児から高齢者まで幅広く、訪問看護ステーションによって利用者層は大きく異なります。興味、関心があり得意な分野を選べば、今までの経験を活かした看護ができるでしょう。

ポイント2.オンコールの頻度

多くの訪問看護ステーションは、利用者さんの急変などに備えて24時間体制をとっています。そのため、夜間や休日のオンコール対応があるのが一般的です。

オンコール当番を担当する頻度を事前に確認しておく必要があります。ステーションによっては、オンコールなしの求人もあります。

ポイント3.休日

訪問看護ステーションは、平日のみの営業が一般的です。訪問看護師の休みは土日・祝日となるのが大半ですが、土日祝も営業日としている場合もあります。

また、休日にオンコール当番となることもあるので、求人情報を確認しましょう。

ポイント4.研修制度の有無

人員が多い比較的大規模なステーションの方が、研修制度は充実している傾向があります。

研修期間やひとりで訪問を始める時期は職場によって異なります。研修期間は事前に確認しておきましょう。働きたてでひとりで訪問するのが不安な方は、同行訪問を長めに設定しているステーションを選ぶことをおすすめします。

ポイント5.運営元(医療法人、民間)

運営元が医療法人か、民間企業かも確認しておきたいポイントです。運営元によって訪問看護ステーションの方針や雰囲気が異なることもあり、知っておくと転職先を探す時に役に立つでしょう。

・医療法人
医療法人グループ内に病院など他の事業所があると、医師との連携が取りやすい傾向です。相談しやすい環境にあり、安心して働くことができます。

・民間企業
訪問件数など実績が給料・賞与に反映されやすいことがメリットとして挙げられます。ステーションの運営も、一般に医療法人と比べ自由度が高い傾向が見られます。

全国各地に拠点を構えているのであれば、管理職やマネジメント経験を積む機会があります。管理者としての経験を積みたい人や、将来的に独立を考えている人には向いているかもしれません。

求人探しは専門の転職エージェントがおすすめ

訪問看護師への転職を検討しているなら、転職エージェントを有効的に利用しましょう。転職エージェントでは、自分に合った求人情報を紹介してもらいやすく、選考のサポートもしてくれます。

看護師専門の転職エージェントは数多く存在しますが、訪問看護師への転職を考えているのであれば、スマイルナースをぜひご利用ください。

スマイルナースは看護師専門の転職エージェントで、専属のコーディネーターが求人情報検索から面接対策までフルサポートします。

求人情報も6万件以上と多く、より自分に合った職場を探すことができます。訪問看護ステーションにはさまざまな種類があるため、多くの求人情報を比較することができるのは魅力的です。

本格的に転職活動をしている看護師は、以下の記事もぜひ参考にしてください。
【看護師の転職】転職理由をうまく伝えるポイントを解説

まとめ

訪問看護師への転職についてメリットとデメリット、転職成功のポイントを解説しました。訪問看護師の需要は年々増えてきています。記事を読んで少しでも興味を持った方は、この機会に訪問看護師への転職を考えてみてはいかがでしょうか。

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