【美容看護師になるための志望動機とは!参考例文や文章づくりのコツを紹介 】

美容クリニックに履歴書を送るうえで記載が必要な志望動機。志望動機を書くときは、美容看護師の仕事への熱意や自身が就職することによりチームや患者さんに貢献できることを伝えるのが効果的です。

そこで、美容クリニックの履歴書に志望動機を書くときのポイントについて解説します。美容看護師を目指している人は、参考にしてみてください。

志望動機を考える前の準備

美容クリニックの履歴書に記載する志望動機は、仕事内容やクリニックの特徴を踏まえるとまとめやすくなります。美容看護師の志望動機を考える前に、以下のことを準備しておきましょう。

美容看護師の仕事内容を理解する

美容看護師も看護師資格が必要な仕事ですが、一般の病院やクリニックの仕事内容と大きく異なります。病院やクリニックの看護師が病気の患者さんを相手にすることが多いのに対して、美容看護師は健康な人を相手にします。

また仕事の内容も、患者さんのカウンセリングやレーザーの照射など、病院の仕事内容と異なることが多くなります。きちんと美容看護師の仕事を理解しておかないと、応募先の美容クリニックに適さない志望動機を作ることになりかねません。

応募するクリニックの特徴を調べる

多くの場合、看護師の仕事は、勤務する病院や診療科・配属先が異なっても、大まかな仕事内容は共通しています。しかし美容クリニックでおこなう施術は、クリニックごとに異なるため、美容看護師が担当する施術や処置が異なります。

そのため、ひとくちに美容看護師の募集といっても、応募先で自分が興味のある施術や処置をおこなっているとは限りません。美容クリニック全般に共通するような漠然とした志望動機にしてしまうと、アピール力に欠けるため、クリニック側に「他院でも良いのでは?」と思われる可能性があります。

応募先の美容クリニックに合う志望動機を考えるには、前もってそのクリニックで行われている施術を調べておきましょう。

美容に関する過去の実体験を書き出す

説得力のある志望動機を書くには、具体的な出来事や実体験を盛り込むのが効果的です。「一重に悩んでいた」「学生時代にニキビがコンプレックスだった」など、美容に関する実体験をいくつか書き出しておくと、志望動機が書きやすくなります。

看護師になる前に美容に関する特別な悩みがなかった人は、加齢によるシワやシミなどエイジングに対する悩みを書くのもよいでしょう。

自分の強みをまとめておく

美容クリニックの志望動機には、ほかの応募者よりも自分を採用する方がメリットが大きいことを伝えるのが重要です。過去の臨床経験や研修で得た知識・技術などから、自分の強みになることを探してみましょう。

美容看護師の仕事が未経験であっても、コミュニケーション力や新しいことを学ぶ姿勢があれば、美容クリニックで評価されやすく、採用に有利です。美容医療業界は、新しい技術や機器の導入が多く、看護師本人の意欲的な姿勢が欠かせないためです。

美容看護師への志望動機の例文

美容看護師になるための志望動機は、これまでの看護師経験によって、書き方のポイントが異なります。ここでは、経験別に適した志望動機の例文についてみていきましょう。

新卒で美容看護師を目指すときの例文

新卒で美容クリニックへ就職を希望するのは少数派といえます。新卒で美容看護師を目指す場合は、自分のエピソードや美容医療に対する想いを書くとよいでしょう。

私にはニキビ跡に対するコンプレックスがあり、大学生のときにアルバイトで貯めたお金で、美容施術を受けました。施術を重ねてニキビ跡が改善していくうちに性格も前向きなり、自分と同じように外見に悩みのある患者様を手助けしたいと思うようになりました。

貴院では、患者様の気持ちに寄り添ったカウンセリングと施術の提案を行おこなっていると伺い、そういった仕事に携わりたいと感じました。看護師としては半人前ではありますが、一日でも早く仕事を覚えて貴院の戦力となり、患者様の不安を取り除けるサポートをしていきたいと考えております。

美容看護師へ転職するときの例文

一般の病院やクリニックから美容クリニックへ転職する場合は、前職で得た知識や技術をどう活かせるかをアピールするとよいでしょう。

私は大学病院の外科病棟で3年間勤めてまいりました。日々の業務では、患者様とのコミュニケーションを大切にしながら看護をおこない、元気になって退院される患者様を見ては、やりがいを感じておりました。

美容クリニックは、一般病院の外科とは施術内容は異なるものの、施術前で不安を抱える患者様の心に寄り添ったり、施術後の観察をしたりと、共通点があると考えております。今後は貴院で施術や心のケアを学び、患者様が笑顔になれるよう、また貴院の力になれるよう精一杯頑張りたいと思っております。

美容業界内で転職するときの例文

すでに美容クリニックの経験がある場合は、そのクリニックでなければいけない理由や美容看護師の知識や技術が活かせる点を強くアピールするのがおすすめです。

私には、まぶたの二重整形を扱っている眼科で3年間の勤務経験があります。毎日の業務で患者様とコミュニケーションをする中で、目元の悩み以外にも、肌や体の部位に悩みを持つ方が多いことが分かりました。

貴院では、美容外科から美容皮膚科まで幅広い施術を取り扱っており、さまざまな患者様のお悩みの解決の手助けができると感じました。現職では、カウンセリングも担当しているので、貴院で施術を希望される患者様の心のサポートについては即戦力として貢献できると考えております。

美容看護師への志望動機を書くうえでのポイント

美容クリニックへの志望動機を考えている人の中には、文章がまとまらなくて困っている人もいるかもしれません。ここでは、美容看護師の志望動機を書くときのポイントを紹介します。

文章量は300字以内にする

履歴書の志望動機欄に書き込める文字数はそれほど多くないため、長々と書くと、文字が小さくなり読みにくくなります。

志望動機を書くときは、伝えたいことを制限なく書くのではなく、200~300字にまとめましょう。

志望動機の結論を最初に書く

日本語の文章は最後に結論を書く傾向がありますが、最初に結論から書くと、読みやすさが増します。

特に、応募者の多い美容クリニックでは、採用担当社が履歴書を読むのに時間がかかるだけで、書類審査で落とされることもあるかもしれません。採用担当者に「続きを読みたい」と思わせるためにも、志望動機は最初から分かりやすく書くようにしましょう。

「結論→理由」という順に書くと、内容の流れがスムーズで、最後まで読んでもらいやすくなります。

1つのエピソードから文章を作る

志望動機を書く欄は小さいため、具体的なエピソードを入れるのであれば1つが限度です。また志望動機からエピソードを探すよりも、エピソードから志望動機を考えるほうが文章を作りやすくなります。

実体験を入れると、感情のこもった志望動機になるため、最初に中心となるエピソードを決めるとよいでしょう。志望動機のエピソードを選ぶときは、応募先の特徴との共通点を探すのがおすすめです。「この応募先でないといけない」という説得力のある文章を作るのに役立ちます。

最後に自己PRや応募先で貢献できることを書く

志望動機の最後には、実際に採用されたら自分に何ができるのか、どのように活躍できるかを記述しましょう。新卒で美容クリニックの就職を目指している人は、美容関係の資格取得を目指しているなど、就職後に活躍するために今取り組んでいることを書くと、相手側にポジティブな印象を与えられます。

志望動機で書かないほうが良いこと

美容クリニックの志望動機には、相手側にマイナスの印象を与えるのを避けるため、書かない方が良いこともあります。ここでは、美容看護師の志望動機を書くときの注意点についてみていきます。

例文をコピーした文章

志望動機の例文は、インターネットや就活本などの文章をそのまま使用しないようにしましょう。コピーした志望動機は汎用的な内容になりやすく、自分の熱意や想いは伝わりにくくなります。

場合によっては、採用担当者に本人が書いた文章ではないと見抜かれて、評価が落ちてしまう可能性もあるでしょう。就職試験では、履歴書を見ながら面接をすることが多く、記載されている志望動機と発言が矛盾する原因にもなります。

志望動機の例文は、あくまで書き方や構成を参考にするまでに留め、自分でゼロから作るようにするのがおすすめです。

ほかのクリニックにも該当する内容

美容クリニック側は、任せる業務内容や働く上の志がマッチする看護師を採用したいと考えています。就職してもすぐに辞められると、採用活動のための人件費や手間を再度かける必要があるためです。

志望動機の内容が一般的なものだと、「就職できればどこでも良いのだろう」と思われてしまい、採用されない可能性が高くなります。複数の美容クリニックの採用試験を受けるときは、クリニックの特性に合わせて、志望動機の内容にアレンジを加えましょう。

積極性を感じさせない言葉

美容クリニックへの転職では、即戦力となる人が求められます。採用側は美容医療分野が未経験でも、自主的に業務や研修に取り組める人を採用したいと考えています。

特に、美容看護師はカウンセリングを担当したり、患者さんに商品の説明をしたりすることも多く、積極的な姿勢が重視されます。

志望動機を書く際に、「勉強させていただく」など謙虚な表現を使うと、消極的な印象を与えることもあります。美容クリニックの志望動機を書くときは、「クリニックの業務を早く学んで、患者さんやクリニックの役に立ちたい」など、仕事に対して前向きな姿勢を見せるようにしましょう。

実際に体験していない嘘のエピソード

美容クリニックの志望動機には、真実の内容を記載することが大切です。採用担当者は内容の真偽について分からないため、嘘のエピソードを作って記載することもできるでしょう。

しかし、採用担当者が履歴書の文章を読んだときに嘘だとバレなくても、面接では突っ込んだ質問をされることがあります。質問に対する回答で、小さな矛盾や違和感があると、嘘がバレる原因になります。

採用担当者は面接試験で看護師の人柄も見ています。嘘がバレることで信用がなくなり、採用されないリスクもあります。履歴書の志望動機には、必ず本当のことだけを記載するようにしましょう。

まとめ

美容クリニックの志望動機には、自分の実体験を紹介しながら、応募先のクリニックで活かせる内容を記載することが大切です。

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