転職を検討している方の中には、転職先の選び方や情報収集の方法などがわからず、悩む方も少なくありません。自分で考えても解決できず、誰かに相談したくなることもあるのではないでしょうか。
誰にも相談せずに、ひとりで抱え込むと、結論が出ずに悩み続ける可能性があります。そこで今回は、看護師が転職したくなったときの主な相談先や、転職相談をする前に備えておくべきことについて紹介します。
看護師が転職したくなったときの相談先
転職活動の悩みは誰に相談すべきでしょうか。まずは、看護師の転職の主な相談先を紹介します。
同僚や先輩
看護師の転職についての相談先として真っ先に考えられるのは、職場の同僚や先輩でしょう。職場環境や現状を理解している同じ職場の人であれば、的確なアドバイスを得やすいです。
ただし、同僚や先輩に相談すると、引き留めに合う可能性もあります。また、転職を考えていることが職場に知れ渡るリスクもあるでしょう。相談内容を漏らすことなく、信頼できる相手かどうかを見極めることが大切です。
都道府県ナースセンター
都道府県ナースセンターは、無料職業紹介事業など、看護職をサポートするあらゆる活動を行っています。各都道府県の看護協会が運営しており、安心して利用できます。
実際に来所したり、電話したりして転職相談に乗ってもらうことが可能です。また、ネット上ではナースセンターが運営するeナースセンターを活用でき、転職相談会などのイベントの案内も受けられます。
注意点として、おおまかな雇用条件は把握できるものの、離職率や職場の雰囲気など、転職をするうえで欠かせない情報を集めることが難しい点があります。
ハローワーク
転職についての悩みなら、ハローワークに相談するのも良いでしょう。ハローワークとは国が運営する職業紹介機関で、誰でも就職・転職に関する相談ができます。
定期的に相談会も実施しているので、気軽に利用できるのがメリットです。地方の求人の取り扱い数が多いという魅力もあります。
ただし、ハローワークは看護師以外の人も利用するため、混み合うこともあります。
看護師専門の転職エージェント
看護師の転職を相談するのであれば、看護師専門の転職エージェントを活用する手もあります。看護師の業界に詳しいコーディネーターに看護師特有の悩みを相談できるのがメリットです。
また、転職エージェントが開催している、看護師向けの転職相談会に参加するのもおすすめです。無料で参加できるものが多く、転職の意思が固まっていなくても利用できます。
看護師の転職を専門としているだけあって、的確なアドバイスがもらえるでしょう。自分の希望に合う求人情報を紹介してもらえるほか、応募書類の作成、面接対策などについても相談できます。
看護師専門の転職エージェントスマイルナースでは、看護師の転職に強いコーディネーターが転職を徹底サポートしています。求人の紹介や面接対策のサポートはもちろん、転職先との条件交渉などにも対応していますので、ぜひ一度ご相談ください。
看護師が自分に合った転職相談先を見つけるには
転職相談会や転職エージェントは慎重に選ばなければ、思うようなアドバイスが得られない可能性があります。ここでは、自分に合った転職相談先を見つけるためのポイントについて紹介します。
信用できる求人情報が得られるか
自分に合った相談先を見つけるためには、信頼できる求人情報を得られるサイトやサービスを見つけることが大事です。
なかには、労働環境の良くない職場の求人情報が紛れ込んでいる可能性があります。そのため、求人数の多さだけでなく、求人情報の質を見極めることも大事です。
自分の希望条件に合う求人数の多さもチェックしておくと、スムーズに転職先が見つかるでしょう。
サポートの内容は充実しているか
サポートの充実度も、相談先選びで重要なポイントです。求人情報の紹介だけではなく、転職後のキャリアプランの構築や、それを実現するための具体的なアドバイスが得られれば、転職の成功を目指せます。
転職を迷っている際、「現職を続けたほうがいい」状況であれば、そのように伝えてくれるところは信頼できます。転職に関するあらゆる悩みを相談することができるでしょう。
コーディネーターが親身になって対応してくれるか、レスポンスが早いかなどもチェックしておきましょう。
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転職について相談する際には、相談相手に自分の希望を整理して伝えなければ、当たりさわりがなく的外れなアドバイスを受け取ってしまうことがあります。
そのため、相談相手に意思が伝わるよう、準備することも大事です。ここでは、看護師が転職相談する前にすべきことについて解説します。
なぜ転職するのかを明確にしておく
まず、事前に転職する理由を明確にしておきましょう。なぜ転職したいのかがわからないと、相談された相手もアドバイスのしようがありません。
また、転職理由が明確でなければ、新しい職場に移った後も同じ悩みが出てくる可能性もあります。職場に退職の意思を伝えるときにも、明確な転職理由を伝えなければ引き留めに合い、断れなくなるケースもあります。
転職先の希望条件を明確にしておく
転職相談をする前に、給与や夜勤の有無といった転職先に求める条件を明確にしておくことも重要です。
希望条件が明確でなければ、自分に合った転職先は見つかりません。プロのコーディネーターであっても、希望条件があいまいな人には、どんな職場を紹介すべきか迷ってしまいます。
希望条件には、優先順位もつけておきましょう。絶対に譲れない条件、妥協できる条件などの優先順位を決めておけば、複数の転職先を比較するときに、どの職場が一番自分に合うかを見極めやすくなります。
自分のスキルや実績を整理しておく
転職相談をする前に、自分のスキルや実績も整理しておきましょう。どんなスキルや実績があるのかを分かっていれば、相談相手もアドバイスしやすくなります。自分の強みやアピールポイントになる部分が分かるので、面接のときにも役立つでしょう。
将来のキャリアプランを立てて、今後どのようなスキルを身につけていきたいかも考えてみるのがおすすめです。
たとえば、特定の分野でスペシャリストになりたいと考えているなら、認定看護師の資格を取ると良いでしょう。このとき、転職先が資格取得支援に向けたサポートを整えていれば、勉強にかかる負担も軽減されます。
このように、キャリアプランや身につけたいスキルを整理することは、転職先選びに大いに役立つのです。
まとめ
看護師の転職の相談先には、同僚や先輩、ハローワーク、看護師専門の転職エージェントなど、さまざまな手段があります。どこに相談するにしても、信頼できる相手であるかをしっかり見極めることが大切です。
転職エージェントを利用する場合は、看護師の転職に強いコーディネーターの有無、サポートの質も確認しておくと、スムーズに転職活動を進められるでしょう。
また、転職先に求める条件を整理できていないまま相談すると、的外れなアドバイスを受けてしまう可能性があります。転職について相談する前に、退職する理由や新しい職場に求める条件などを明確にしておきしょう。