【看護師の転職】面接対策の基本とよく聞かれる質問の回答例

【看護師の転職】面接対策の基本とよく聞かれる質問の回答例

【看護師の転職】面接対策の基本とよく聞かれる質問の回答例

転職を検討している看護師の方の多くは、面接に対して不安を抱いているのではないでしょうか。準備が不十分のまま面接に臨んでしまうと、あなたの魅力が十分に伝わりきらないおそれがあります。

そこで、今回の記事では面接対策の基本とよく聞かれる質問に対する回答例について紹介します。

まずはチェック!看護師の面接前にしておくべき準備

ここでは、看護師の面接前にしておく準備について紹介します。

当日の持ち物

当日の持ち物の準備は、前日までに済ませておくようにしましょう。当日や直前に慌てて準備することで、忘れ物をしたり面接に遅刻したりしては本末転倒です。

なお、面接に必要な持ち物として以下の項目が挙げられます。

・応募書類(履歴書・職務経歴書・看護師免許コピー)・筆記用具
・メモ、手帳
・印鑑
・腕時計
・傘

そのほか、応募先から指定されているものがあれば、忘れずに持参するようにしましょう。

身だしなみ

身だしなみをはじめ、第一印象は面接結果を左右する重要ポイントのひとつです。

第一印象で好印象を与えられず、内定を勝ち取れないといったことがないように、身だしなみのポイントを押さえておきましょう。

まず、スーツの色は黒やグレー系、ネイビー系などの落ち着いた色がおすすめです。黒はリクルートスーツに見られることがあるため、ある程度経験のある人は避けましょう。

靴はスーツに合わせて革靴や、低めのパンプスを選びます。転職活動中は移動距離が長くなりがちなため、たくさん歩いても足が痛くならない靴を選ぶことが大切です。

また、鞄はA4サイズの書類が収まるものを選ぶようにするほか、メイクは華美になりすぎず血色よく見えるようにナチュラルメイクを心がけましょう。

【回答例】看護師の面接でよくある6つの質問

ここでは、実際の面接で聞かれる質問について回答例を交えながら解説します。

自己紹介をお願いします

自己紹介は面接の最初に聞かれるケースがほとんどです。

これまでの経歴とセットで聞かれる場合も多く、あなたの印象を決める大切な質問です。端的にしっかりと答えるように心がけましょう。

【質問例】
「簡単に自己紹介をお願いします」
「あなたの名前とこれまでの経歴をお聞かせください」
「これまでの看護師経験を簡単に教えてください」

【回答例】
「○○ ○○と申します。〇〇看護学校卒業後、これまで○○病院の外科領域で〇年の経験があります。今後は高齢者のサポートをメインでしていきたいと考えており、認知症ケアに力を入れている貴院を志望いたしました。本日はよろしくお願いいたします。」

転職(退職)理由を教えてください

転職(退職)理由を伝えるとき、待遇や人間関係などの不満が理由だったとしても、前の職場を悪く言わないように注意しましょう。

前職の悪口と捉えかねない回答をすると、「同様のことが起きたらまた辞めてしまうのでは」と思われてしまいます。

そのため、「自分がやりたいことを実現するには転職が必要だった」というように、前向きな理由で伝えられるように意識しましょう。

【回答例】
「以前の職場では一通り、緩和ケアのスキルを身につけることができました。しかし、さらなるスキルアップを図るために、より設備や教育環境が充実している貴院へ転職したく、退職を決意しました。」

志望動機を教えてください

志望動機を伝える際は、志望先にだけ当てはまる理由を伝えることが大切です。そのためにも、転職希望先の病院に関する情報収集は入念に行う必要があります。

また、その病院独自の取り組みや経営理念に共感できるところがあれば、より回答内容をブラッシュアップさせることができるでしょう。

【回答例】
「私は救急外来で5年間の臨床経験があります。逼迫した状況での判断や患者さんの容体を短時間で判断し、細かな変化も見逃さないように心がけておりました。貴院では、患者さん一人ひとりに寄り添った医療の提供をモットーに、患者さんだけでなく、ご家族のケアにも力を入れていらっしゃいます。臨床経験で培った看護経験を活かし、貴院に長く貢献したいという思いから今回志望いたしました。」

長所・短所を教えてください

長所や短所を質問される理由として、応募者の人柄を知りたいことが挙げられます。面接官は、応募者の長所はなにかといったことはもちろん、短所はどう向き合っているのかを知りたがっています。

長所・短所を述べるときのポイントはそれぞれ以下のとおりです。

・長所:業務内容と関連付けて伝える
・短所:努力によって改善できることを伝える

また、「短所は特にありません」と答えることは自己分析不足と見なされかねないため、避けましょう。

【回答例】
「私の長所は、人の気持ちに敏感なところです。患者さんの不安な気持ちにいち早く気づき、適切なケアを講じることができます。また、周りからも患者さんとの信頼関係を築くのが早いと褒められたことがありました。」

「私の短所は気にしすぎてしまうところです。人の気持ちに敏感である一方、細かいところまで気になりすぎてしまうため、それは本当にいまやるべきことなのか、聞くべきことなのかを都度判断し、優先順位を付けて仕事に臨むようにしています。」

あなたの看護観を教えてください

看護観を問われた際は、あなたが看護師として大切にしていることを述べるようにしましょう。

看護観を洗い出すには、過去の経験をもとに整理することが役立ちます。看護師経験のなかで嬉しかったことや、やりがいを感じた記憶を思い出してみると良いでしょう。

【回答例】
「私は患者さんの真のニーズをくみ取り、その方が求める適切な看護を提供することが大切だと考えています。総合病院で勤務していた際、患者さんの背中のボタンが止まっていないことに気づき、そっと手直ししました。そのとき、とても嬉しそうな顔をしてくださり、看護にとどまらず患者さんの気持ちに寄り添うことの大切さを実感しました。」

インシデントの経験はありますか?

看護師は必ずといっていいほど、一度はインシデントを経験しています。

転職先の病院はあえてインシデントの経験を聞くことで、あなたが問題に見舞われた際、どう対処するかを判断しています。

そのため、この質問に対しては具体的なエピソードと、そこから得られた気づき(対処法)を伝えるようにしましょう。

【回答例】
「看護師2年目のとき、点滴の投与速度を変更し忘れることがありました。幸い大事には至りませんでしたが、それまで私はほかの同期と比べてインシデント件数も少なく、どこかで自分は大丈夫だと思っていたことを深く反省しました。以降は指さし確認を徹底しています。」

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採用される面接のポイントは「逆質問」と「情報収集」

ここでは合否を左右しかねない、「逆質問」と「情報収集」を紹介します。

逆質問

逆質問では、病院への興味や相性、説明不足の解消、コミュニケーション能力をチェックするといった目的があります。

志望先への疑問を直接質問できる機会でもあるので、「とくにありません」と答えるのは避けましょう。

また、逆質問の際は募集内容に書かれている情報を聞くと、「事前に情報収集をしていない」と判断されることがあります。質問内容には十分注意しましょう。

【質問例】
「貴院では具体的にどのような方が活躍されていますか」
「スキルや経験以外で看護師に求めていることはありますか」
「もし採用していただける場合は、事前になにか準備しておくことはありますか」

応募先の情報収集

履歴書や職務経歴書を記載した際に応募先の情報収集をしているかもしれませんが、面接前に再度きちんと調べておくようにしましょう。

また、その際に病院や施設の理念や方針、特徴といった事項は必ず押さえておくことが大切です。

入社後どのように貢献したいのかを説明できると、意欲や熱意を伝えることができます。

まとめ

今回の記事では、面接の事前準備や受け答えに不安を抱いている転職活動中の看護師さんに向け、具体例を交えながら対策方法を紹介しました。

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