看護の仕事に対する悩みや不満がありつつも、忙しい現状や新しい職場への漠然な不安から思うように転職活動が進められないという方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、看護師が抱えている転職の悩みや、その対処法についてまとめてみました。転職を検討している方はぜひ参考にしてください。
看護師の転職でよくある悩みとは?
看護師が転職を考えるきっかけとして、職場に対する不満や自身のスキルアップなどが挙げられます。しかし、実際に転職活動を始めようと思っても、スムーズに進まないことも少なくありません。
ここでは、看護師の転職でありがちな悩みを6つ取り上げてみました。
転職したほうがいいのか分からず迷っている
よくあるのが、転職を考え始めたものの転職をすべきか否か気持ちが揺れ動いてしまうパターンです。このような悩みが生じてしまう要因は、転職をしたい理由が曖昧であるからです。
転職理由が漠然としていると、自身の中で明確なビジョンが描けずどう行動に移したらよいか余計に悩んでしまうでしょう。
新しい職場の人間関係に不安がある
転職をしたからといって、新しい職場で何の不満もなく働けるとは限りません。その中でも、人間関係がうまく築けるかといったことに不安を抱える人が特に多いです。
看護師はチームで動いて患者と向き合うため、メンバー間での信頼関係が重要となります。特に、師長や主任など上司にあたる人との相性が合うかどうか、気になる人が多いようです。
一度転職で失敗した経験がある人ほど慎重になりすぎてしまい、新たな一歩を踏み出せないケースもあるでしょう。
給料が下がらないか心配になる
看護師は責任の重い仕事であることに加え、夜勤や残業の多い職場も少なくありません。そのため、体力的な負担や不満をいだき、残業の少ない日勤のみの職場を検討する人も多くいます。
しかし、日勤のみの職場では今までもらえていた夜勤手当や残業手当がつかなくなるため、給与が大幅に下がってしまうおそれがあります 。
転職先の給与体制をあらかじめ把握しておけば防げるリスクですが、なかには各種手当や賞与がいくらなのか明示されていない求人もあります。
そのため、手当や処遇などの不明点は面接時に質問して、その都度確認するように心がけましょう。
経験やスキルが浅い
自身の経験やスキルに自信がなく、新しい転職先で通用するか、そもそも勤め先が見つかるかどうか心配になる方は多くいるのではないでしょうか。
こうした悩みは若手看護師のものだと考えがちですが、ベテランの人にも同じことがいえます。
その理由としてひとつの職場での勤続年数が長くなればなるほど、その職場でのやり方に慣れてしまい、新しいやり方にすぐに順応できないといったことが挙げられるでしょう。
忙しくて転職活動の時間を取れない
忙しくて思うように転職活動の時間を確保できないといった悩みもよく見受けられます。
仕事や私生活の忙しさのみならず、現職が人手不足に陥っており後任がおらず辞めづらいといったケースもあるでしょう。
心身ともに負担が大きければ一度退職し、失業保険をもらいながら転職活動をするのもひとつの手です。しかし、次の職が見つかるまでに一定のブランクが空いてしまうため、復職に不安を抱き、転職活動そのものが不利になってしまうのではないかと悩む人も多いようです。
希望に合った転職先が見つからない
転職活動を進めているものの、なかなか理想的な転職先が見つからないケースもあります。これらは、転職先に対する希望条件が多すぎることや、情報収集不足が主な要因として考えられます。
自分が望むすべての条件を満たす勤務先を探すのは大変難しいことです。絶対に譲れない条件と譲歩してもいい条件をきちんと区別した上で、転職活動を進めるようにしましょう。
なお、絶対に譲れない条件は2~3個ほどにしておくことをおすすめします。
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これまで述べたような悩みを抱えている人は、次の6つの対処法を参考にしてみてください。
・職場見学をする
・インターネットで情報収集をする
・面接で不明点をなくしておく
・労働条件をよく確認する
・転職エージェントを利用する
自己分析をする
自己分析とはこれまでの経験から得た自身の強みや弱みを明らかにし、今後のありたい姿や希望とする働き方をはっきりさせることです。
具体的には次の手順で行いますが、紙に書き出すことで理解をさらに深められます。
(例)夜勤が大変、給与が少ない、人間関係で疲れたなど2.1で書いた悩みに対する解決方法を書く
(例)日勤のみの職場を選ぶ、給与の多い夜勤がある職場を選ぶ など3.1と2を踏まえて数年後のイメージをする
(例)認定看護師を取得する、管理職になる など
また、現在の悩みや要望だけでなく数年後のイメージを意識しながら考えると、進む道がより鮮明になるのでおすすめです。
職場見学をする
職場の雰囲気は、求人情報を見ただけでは分かりません。気になる案件が見つかった場合は、職場の見学を申し出ましょう。
現場のスタッフの雰囲気や関係性、院内がきれいかどうかなど、職場の雰囲気が自分に合うかどうか確かめることが大切です。
実際に自分の目でチェックすることで、転職後に長く働けるかどうかを見極める判断材料にもなります 。
インターネットで情報収集をする
求人情報で気になるものがあれば、実際に転職先のホームページを確認してみるのもよいかもしれません。
また、口コミサイトで実際に働いている看護師の声を参考にするのもひとつの手です。
面接で不明点をなくしておく
面接時には、所属部署や仕事内容、夜勤回数、残業時間、給与など、求人情報と相違がないかの確認を必ずしましょう。
デリケートな質問なのでためらってしまいがちですが、転職後に後悔しないためにも不明点はクリアにしておくことが大切です。
特に給与面に関しては求人情報で全てが明示されていない場合もあるため、夜勤手当やオンコール手当などの細かい部分までチェックしておきましょう。
労働条件をよく確認する
先ほども述べたように、給与面でのトラブルは多いため注意が必要です。よくあるケースとして、手当の支給に条件がある、試用期間の給与が低いなどといったことが挙げられます。
求人情報に記載されていた内容と相違がないように、労働時間、休暇日数、研修の有無など、労働条件通知書は細かいところまで確認しましょう。
求人票に記載されていた内容と異なる場合は、内定通知が出た後でも入職辞退することが可能です。
転職エージェントを利用する
転職エージェントは数多く存在しますが、その中でも看護師向けのものを利用するのがおすすめです。
看護師専門のアドバイザーが悩みに寄り添ってくれるほか、サポート面においても充実しているでしょう。
また、「なかなか転職活動に割く時間がとれない」「自分ではうまく案件が見つけられない」といった悩みがある場合、代わりに求人を探してもらえます。
転職に関する相談だけでなく、転職先との条件交渉などの仲介をしてくれる転職エージェントもあるため、自身にあったものを見つけてみてください。
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看護師の転職活動に悩みを抱えている人は、ぜひ活用してみてくださいね。
まとめ
今回の記事では、看護師が転職活動を行う上で抱える悩みや対処法についてお伝えしました。多くの看護師が転職に際して不安を抱いていることに加え、その悩みは人によっても異なります。ひとりで解決できなさそうな場合には転職エージェントを利用し、専門のコーディネーターに相談をしてみるとよいでしょう。自分ひとりでは気づくことができなかった、解決への糸口が見つかるかもしれません。