看護師免許の正式名称は?免許・資格欄の正しい書き方

看護師免許の正式名称は?免許・資格欄の正しい書き方

看護師免許の正式名称は?免許・資格欄の正しい書き方

看護師資格の正式名称は「看護師免許」です。履歴書などオフィシャルな書類には、正式名称である「看護師免許」と記載する必要があります。

本記事では、看護師免許の正式名称や履歴書の“免許・資格欄”の正しい書き方について解説します。転職活動中、転職を検討している看護師は参考にしてください。

看護師免許の正式名称とは?

看護師資格の正式名称は「看護師免許」です。履歴書の免許・資格欄に記載する際は、正式名称を用いて「看護師免許 取得」と記載します。

他の看護職資格も同様に「准看護師免許 取得」「保健師免許 取得」「助産師免許 取得」と、正式名称で記載します。“免許”の部分を“国家資格”や“免許証”などの類似表現に変えるのは、履歴書の記載マナーに反するため避けましょう。

専門看護師や認定看護師の資格は「認定看護師(クリティカルケア)取得」「専門看護師(がん看護)取得」といったように記載します。資格名が長い場合でも略称は使用せず、正式名称で記載しましょう。

履歴書に通称や略称を用いることで、採用担当者にネガティブな印象を与えることもあります。正式名称で書く必要があることを覚えておきましょう。

参照:厚生労働省「保健師助産師看護師法」

履歴書の免許・資格欄の書き方は?

履歴書の免許・資格欄の書き方は以下のとおりです。

①正式名称で記入する
②免許を先に記入し、次に資格を記入する
③年号は西暦・和暦のどちらかに統一する
④最後に「以上」と記入する

“免許・資格欄”の取得年月の箇所には、試験に合格した日ではなく、看護師籍登録日(看護師免許発行日)を記載します。認定証が授与される研修や講習について記載する場合は“取得”ではなく“修了”を使いましょう。

転職時に作成する履歴書は、採用の可否を左右する重要な書類です。採用担当者にネガティブな印象を与えてしまわないためにも、正しい記載方法やマナーを把握しておきましょう。

参照:ハローワークインターネットサービス「応募書類の作り方」

履歴書に書いておくとよいもの

履歴書には、自身の強みをアピールできる免許や資格を記載しましょう。ここでは、履歴書に書いておくとよいものを紹介します。

1.運転免許

運転免許を持っている場合には、必ず記載しましょう。車通勤ができれば、悪天候で公共交通機関が止まったときや夜勤スタッフが急遽休みになったとき に代理で出勤できるため、どの病院・介護福祉施設に転職する際にもアピールポイントになります。

訪問看護ステーションや訪問診療クリニックでは、業務上で運転が必要になるところも多くあります。運転免許がないと不採用になるケースがあるため、応募前に運転免許の要否を確認しておきましょう。なお、自動車の運転免許の正式名称は「普通自動車第一種運転免許」です。

2.認定看護師・専門看護師資格

認定看護師や専門看護師資格は、実践能力の高さや成長意欲の高さを示す強力なアピールポイントになります。認定看護師や専門看護師を迎え入れたい病院や介護福祉施設は多く存在します。資格を持っていることを伝えられれば、転職の際に有利に働くことでしょう。職場によっては、資格手当による給料アップやキャリアアップ面での優遇も期待できます。

3.医療や介護に関連する資格

呼吸療法認定士やケアマネジャーなど、医療や介護領域の資格については、必ず記載しましょう。患者の身体面だけでなく、生活環境や社会的側面も含めて総合的に支援できることをアピールできます。また、特定行為研修や実習指導者講習会など、研修・講習の修了実績についても記載しておくとよいでしょう。看護スキルの高さを示せるほか、後輩や新人スタッフの指導を通じて、チーム全体のケアの質を高められることも伝えられます。

4.外国語に関する資格

外国人観光客や在留外国人が増加する現在、外国語のスキルは有効なアピールポイントになります。TOEIC600点以上、英検2級以上なら記載しておきましょう。外国語が話せる場合は、面接の際に、外国人患者との具体的なエピソードを伝えるとよいでしょう。留学経験がある人は、文化的な配慮ができる点もアピールしておくとよいかもしれません。

履歴書に書かなくてよいもの

看護師として働く上で自己アピールにならない資格は、履歴書に記載する必要はありません。ここでは、履歴書に書かなくてよいものを紹介します。

趣味にまつわる資格

趣味にまつわる資格は、原則として記載不要です。むしろ、実務とかけ離れた資格を書くことで、企業理解が足りないと思われるリスクがあります。ただし、アロマセラピーやリフレクソロジーなど、現場で活かせる資格は、記載しておくとよいでしょう。面接の際、具体的にどんな場面で活かせるかを説明できれば、より効果的に自身の魅力を伝えられます。

漢検・英検3級以下の資格

漢検や英検など、3級以下の資格は記載不要です。漢検・英検の公式HPによると、3級は“中学卒業レベル”を示すものであり、転職時の自己アピールになりません。むしろ、これらの資格を記載することで、自身の評価を下げることにもなりかねません。

参照:
日本漢字能力検定「各級の出題内容と審査基準」
英検「3級の過去問・試験内容」

資格が書ききれないときの対処方法

保有資格が多く書ききれない場合は、応募する職場の特徴にマッチしたものを厳選して記載しましょう。志望先が求める人材であると伝わりやすくなります。記載する資格を絞りきれない場合は、別紙に書いたり、資格欄が多い履歴書を選んだりするのも1つの手です。ただし、“資格の多さ”と“評価の高さ”は必ずしも一致しないことは理解しておきましょう。

まとめ

この記事では、看護師免許の正式名称や履歴書の“免許・資格欄”の正しい書き方、記載すべき資格、資格が書ききれないときの対処法などについて解説しました。

看護師資格の正式名称は「看護師免許」です。履歴書の免許・資格欄には「看護師免許 取得」と正しく記載しましょう。履歴書には、仕事と関連するもので、かつ自身の強みをアピールできる資格のみを記載します。資格が書ききれない場合は、資格欄が多い履歴書への切り替えや別紙への記載を検討しましょう。

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