転職データバンク「看護師の就業意識に関する調査」

看護師のための転職講座

転職データバンク

「看護師の
就業意識に関する調査」

看護師のための転職講座 転職データバンク「看護師の就業意識に関する調査」 看護師のための転職講座 転職データバンク「看護師の就業意識に関する調査」

看護師の就業意識に関する調査 出展:gooリサーチ

全体の7割近くが「やりがいは感じるが、仕事には不満あり」と回答。

不満の内容として多いのは、勤務の過酷さや職場の人間関係の悪いことなどを挙げており、ともに4割以上を占める。
また、こうしたストレス解消がなかなかできないという意見も4割近くと根強い傾向にあり、看護師の勤務の過酷さが改めて浮き彫りになった。

転職サイトで実際の職場環境を知りたいという意見が強い。

今後は、従来のハローワークなどの転職手段に加え、インターネットの転職情報サイトで好きな時に求人情報を検索する人が増えていくと予想される。求められる内容としては、給与や休暇などの基礎的な情報が9割以上と大多数を占めるが、勤務実態や職場環境などを表面にはなかなか出にくい情報を知りたいという声が7割以上を占める。

調査概要

  • 1. 調査対象: 「gooリサーチ」登録モニターより看護師を対象
  • 2. 調査方法: 非公開型インターネットアンケート
  • 3. 調査期間: 平成17年9月1日(木)〜平成17年9月7日(水)
  • 4. 有効回答者数:166名
  • 5. 回答者の属性: 【男女内訳】: 男性10.2% 女性89.8% 【年代別構成】: 20代 28.3%、30代 51.8%、40代 15.7%、50代 4.2% 【職歴別構成】: 2年未満 4.2%、 2年以上-5年未満 11.5%、 5年以上-10年未満 36.8%、10年以上-20年未満 39.2%、 20年以上-30年未満 8.4%

1勤務状況についての不満が高く、ノウハウや最新知識を得たいという欲求も強い。

回答者の大半が「やりがいは感じるが、仕事への不満あり」と回答。

今回の調査対象者のうち66.3%が「やりがいはあるが、仕事面での不満がある」と回答しており、仕事面では不満の声が高いことが分かる。やりがい・仕事面の両方に満足をしている人は、わずか14%程度にすぎない。

図1 現在の仕事へのやりがいと満足度(n=166)

勤務実態の過酷さや人間関係の悪さを指摘する声が多い。

仕事に不満を感じると回答した人に、その内容を聞いたところ、「労働がきつい」という声が44.8%で約半数を占めた。
次いで多いのは、「職場内の人間関係の悪さ」で40.8%となっている。また、勤務時間の長さや不規則さを指摘する声も多く、看護師の勤務の過酷さが改めて浮き彫りになった。その他の自由記述回答として、仕事内容の割に賃金が安いとの声も多い。

図2 不満を感じている点(n=125)

業務上の最新知識・情報を求める声が高い

不満やストレスを解消するために欲しい情報として最も多かったのが「看護をする上での基本的な知識」で、44.0%が回答している。
また「ケアのノウハウ」や、「医薬品・医療機器などの最先端の知識」などへの要望も多い。年々情報が更新され、今までに習得した知識が陳腐化してしまうため最新知識を求めていることが想定される。また、他の病院における看護師の経験やノウハウを求める声も多い。

図3 仕事への不満・ストレス解消に向けて必要な情報(n=166)

書籍・マニュアルのほか、PC向けのコミュニティサイトからの情報収集にも積極的

上記の情報について、どのような手段で得たいかを尋ねたところ「書籍やマニュアル」が57.0%でトップ。
また、「PC向けのコミュニティサイト」との回答も56.3%とほぼ同数であった。これに対し、携帯電話向けのコミュニティサイトとする回答は4.4%と、PC向けの10分の1以下に留まった。

図4 情報を得るのによいと思う手段(n=135)

2回答者の6割は転職経験あり。今後、転職サイトの利用意向が高い。

転職経験者は6割近くにのぼる。

これまでに転職(勤務病院を移る)を経験した人は、58.4%と6割近くに達している。また、「転職経験はないが考えたことがある」人は30.1%であり、両方を合わせると約9割を占める。

図5 転職の経験(n=166)

インターネットの転職情報サイトは、現段階で最終的な決定手段にはなり得ていない。

転職した際に情報を入手した手段としては、「ハローワーク」が75.3%と圧倒的に多い。次いで「インターネットの転職情報サイト」が57.7%と続く。
「友人、知人の紹介」も4割強と高く、人的ネットワークによる転職先探しが活発に行われていることが分かる。

図6 転職の際に情報を入手した手段(n=97)

また、その中で最終的な決め手になった手段としては、「ハローワーク」が29.9%と上記同様に高い。しかし、回答者が2番目に多い「インターネット(PC)上の転職情報サイト」は、最終的な決め手としては5位に挙がっており、情報は参考にはするが、決定手段としてはまだ主流になっていないことがうかがえる。

図7 最終的な転職の決め手となった手段(n=97)

勤務実態や職場環境など、表面化しない情報を求める声が高い。

転職の際に欲しい情報として、「(勤務先の)給与や休暇制度」を挙げる声が最も多く、9割以上を占める。また、「勤務の実態」や「職場環境」など、表面にはなかなか出にくい情報を求める声も多い。

図8 転職にあたって欲しい情報(n=166)

今後利用したい手段としては、PC向けの転職情報サイトの人気が高い。

今後転職の際に利用したい手段としては、インターネットの転職情報サイトを挙げる声が72.9%と最も高くなっている。現在の情報入手手段【図6】との比較でも、最も期待が大きいことが分かる。忙しい勤務状況の中、好きな時間にアクセスして情報検索のできるインターネットの人気が高いことが想定できる。

図9 今後、転職の際に利用したい手段(n=166)

その他の転職講座コンテンツ